こんにちは!
卓球初心者はどのぐらい練習すれば強くなれるんだろうと思っているかもしれません。
そんな方たちに卓球歴20年以上の私から強くなるための練習量の考え方について教えたいと思います。
この記事を読めば自分の目標に対してどのぐらい練習すればいいのか分かるようになります。
次の順で説明していきたいと思います
- 練習量
- 練習の質
- 練習メニュー
- 練習の頻度
- 私の練習量
練習量
練習量とは練習の時間×練習の質です。
練習量を増やすためには時間を増やすか質を高めるしかありません。
時間は平等に24時間しかありませんし、さらに練習できる時間なんて限られていますので、必然的に練習の質を高めることが重要になります。
練習の質
練習の質とは自分に必要な技術の練習であることです。
漠然と練習していたのではとても上達することができません。
①自分に何が必要なのかピンポイントに練習する事。
②レベルの高い打球の練習をする事。
練習の質を高めるためにはこの2点に注意して練習をする必要があります。
例えば自分が想定している目標の相手に対してドライブを打つことができれば勝てるのであれば、ドライブをすることが自分に必要なピンポイントの練習内容になります。
またそのドライブの威力についても自分の想定する相手をから点数を取ることができる威力のドライブを打つ練習をすることが、レベルの高い打球を練習する事になります
今では情報をもっと取りやすくなっていて、検索すれば一流選手がどんな練習をしているのか、またその練習はどんなところを意識してやっているのかということがすぐわかります。
同じフォアショートの練習をしていても、強い人と弱い人で練習の内容が全然違います。
ただフォアショートの練習をするのではなく、フォアショートで何の練習をするのかが大事です。
練習メニュー
練習メニューの構成は3段階に分けられます。
- 基本練習
- 応用練習
- 課題練習
- イメトレ
基本練習では自分が必ず使う必須の技術について練習します。
練習する上ではどのレベル(威力、回転、回数)までできるようにするのか考えて行います。
これは想定する目標によって変わってきます。
応用練習では基本練習で身に着けた技術を使用して実際に点数を相手からとるための練習を行います。
主に3、4、5球目攻撃練習やセットプレーなどのパターン練習(システム練習)を行います。
ここでは常に何球目で点数を取る球を打つという意識をもって練習します。
課題練習では今はうまくできないけど今後応用練習に組み入れて点数を取るパターンを増やす練習をします。
あくまで新技術の練習なので多球練習など多くの球を使用できるときに効率的に行うと効果的です。
基本的にできないことの練習なのでミスしまくることを想定しています。
イメトレでは完成のイメージを付けるために動画や見本を見るようにします。
完成の形を思い描けているかは結構大事ですのでとても勉強になります。
具体的にはYoutubeでいろんな点数の取り方や練習動画を見るとよいでしょう。
練習の頻度
練習の頻度は目標によって異なってきますし、正解はありませんが、目安として県上位を考えるなら2時間程度の練習を週4以上行うことを想定します。
なぜなら1週間の中で下記の練習を繰り返すことになるからです。
- 練習の練習
- 基本練習と応用練習
- 応用練習に注力して課題練習も行う
- 課題練習を重点的 以下一緒
練習をしない日を挟むとほぼ①から始めなおすことになります。
そのため上達するならなるべく連続で練習し続ける必要があります。
またいきなりきつい練習をすると体を壊す危険もあるので、徐々にギアを上げる目的もあります。
練習頻度による目標目安は下記のようになります。(小・中・高校生目線)
- 週1 運動(現状維持ままならず)
- 週2 現状維持
- 週3 少しづつ上達(試合で1、2回戦勝てるかどうか)
- 週4 地区大会の予選を突破
- 週5 県大会の予選突破
- 週6 県大会ランカー
- 週7 全国選手
私の練習量
目安として私の中学生の現役当時の練習量はほぼ週7で、2-3時間でした。
中学の時は、部活では基本練習を行い、帰ってからご飯を食べて、市民体育館へ練習に行っていました。
市民体育館では一般の大人と練習試合をしまくっていました。
結果としては県大会どまりの選手でしたが、全国を目指してはいました。
この時は練習メニューや練習の仕方などは完全に我流だったので、がむしゃらにやっていただけで非常に効率が悪かったと思います。
学校はそれほど卓球に力を入れているわけではなく(進学校だったので)、顧問は卓球をあまり知らず、同級生は中学からの初心者という環境としてはあまりよくなかったですが、それでも県大会まで行くことはできました。
- もっと自分の武器は何なのか?
- 自分は他の人よりどこが勝ってるのか?
- 負けてるのか?
- どうやって点数がとりたいのか?
を考えていれば全然違ったと思います。
どれだけ技術があっても勝ち方を知らないとなかなか勝てないのが卓球です。
またそのコツは独特で一概には言えず、人によって向き不向きもあります。
自分でつかむしかないので対外試合や遠征などを行える環境にあることが上達の近道だと思います。
あとは上級者の真似をすることが自分のスタイルを見つけるヒントになりますので、いろんな人の点数の取り方を真似することをお勧めします。
最後に勝つことだけが卓球のすべてではありません。
しかし競技である以上対戦相手がいます。
自分のスタイルを見つけて、たまたまではなく戦術として相手に勝つと非常に楽しいです。
「勝負事で本当に楽しむ為には強さが要る」これは事実ですのでぜひ頑張ってください。